AMSEA2018|川口リアクション


「川口リアクション」は、埼玉県川口市新井宿駅(埼玉高速鉄道)にある民家を拠点とした、AMSEA(東京大学|社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業)受講生によるアートプロジェクトです。開催されるイベントは、予約制となります。それぞれのイベントにお申し込みいただいた方に、会場詳細をご連絡致します。

企画・運営|内山尚子、草野謙介、さかもとちと、志賀玲太、高橋なつみ、丹原健翔、陳艾文、吉田裕亮

場所|埼玉県川口市内
(埼玉高速鉄道 新井宿駅より徒歩7分)
問い合わせ|kawaguchi.reaction@gmail.com





<イベント>*随時更新


「Multi-Cultural Appropriation」展
17年のホイットニー・ビエンナーレでのダナ・シュッツ《Open Casket》に対する撤去要請やバラエティ番組におけるブラックフェイス問題への講義など、昨今ではマイノリティ文化やその特徴が無遠慮に利用される事案が、「文化盗用 (Cultural Appropriation)」と呼ばれ国内でも問題視されるようになっている。国際化する社会において、そのように多文化主義やマイノリティ文化への敬意を標榜する実態は望ましいことである一方、一人ひとりの視点の数だけ多様な文化があるとされる今日、単なる敬意だけでなく既存の眼差しの枠組みを超えた多視点をもつことがより必要になってくるのではないだろうか。
つまり 「わたし」は「他者」をどう視て、また「他者」は「わたし」をどう視ているのかの両視点と向き合ってはじめて、一人ひとりが尊重し、尊重される社会は在るのではないか。
本展は「多文化的 (Multi-cultural)」になりつつある現代社会のいまだ日の目を見ない陰りにスポットライトを当てるべく、個々が多視点をもつことの難しさと直面することを「多文化盗用 (Multi-Cultural Appropriation)」と定義し、様々な形で社会に向き合ってきた4人の新鋭アーティストの視点から「多文化的」を再考する。
出品作家|磯村暖、半田颯哉、山本れいら、楊博
会期|2019年2月9日(土)・10日(日)・11日(月・祝)
時間|15:00-21:00
入場料|無料
申し込み|https://goo.gl/forms/o0lvB6gXApyrBkCt2




「麦味噌をつくる」
川口市には、江戸時代後半より醸造品の製造所が多くあります。 新井宿のある南平地区では、優良な原料麦がとれたことと、江戸という大量消費地に隣接していたことにから味噌醸造業が発展し、200年あまりの歴史があります。かつては地場産業だったこの味噌づくりを、今も福祉施設で障がいのある方々と共にされている川口さんをお招きし、熟成に約1年を要すると言われる麦味噌を、再び集まって舌鼓をうつことを楽しみにしながら仕込みます。
ゲスト|川口さん(社会福祉法人ごきげんらいぶ)
※麦味噌を使った料理の試食後、味噌づくりをします。
会期|2019年2月9日(土)
時間|12:00-15:00
参加費|無料
定員|7名
持ち物|会場詳細と合わせてご連絡いたします。
申し込み|Eメール kawaguchi.reaction@gmail.com (1:氏名、2:所属、3電話番号、4事前におしらせしたいことなどを明記し、件名を「麦味噌ワークショップ参加」としてください。)
*本イベント参加の方は、同会場開催の「Multi-Cultural Appropriation」もご覧いただけます。



「餃子的なるものを作って食べる」
バランスの取れた栄養を摂取できる完全食とも言える餃子は、具や調理法も様々に、発祥地の中国では厚皮に包み茹でて食べるのが主流ですが、日本では薄皮の焼き餃子に人気があります。さらに、「◯◯風餃子」と称される餃子について考えてみれば、マンドゥ、モモ、マントゥ、ヴァレーヌィク、ペリメニ、ラビオリなど、数えあげればきりがないほど「餃子的なるもの」が世界中に溢れています。これらは、知識の伝達や文化の共有、人の移動の証であるかもしれません。
様々なエスニシティを持った人たちが集まる川口市で、参加者各自がイメージする「餃子的なるもの」を紹介し合い、作って食べてみようと思います。
会期|2019年2月10日(日)
時間|14:00-17:00
参加費|無料
申し込み|https://goo.gl/forms/HXBNyuJTA02V7gNp2
*本イベント参加の方は、同会場開催の「Multi-Cultural Appropriation」展もご覧いただけます。





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