AMSEA2019について


さまざまなバックグラウンドを持つひとたちと、アートと知を媒介として、「競争」「差異化」ではなく、「協働」「共同」の場を創り出していくプロジェクトです。

 AMSEAは、様々な差異を持った人々と共に生きることを重視するアートマネージャーを育成するための東京大学を拠点とした教育プログラムです。ジェンダー/セクシュアリティ、人種・民族、移民・難民、国籍、宗教、年齢、障害、貧困、介護、差別など社会における諸問題、アートの現場におけるハラスメントや労働問題、作品・制作や企画・運営における倫理、表現の自由/規制、契約、著作権などを包括的に学ぶ機会を提供します。
人文・社会科学的な知識や実務的な知識のみならず、アートプロジェクト実習、英語によるディスカッションや海外研修、ゼミ、シンポジウムなど、豊富なプログラムを通じ、社会的包摂のためのアートの可能性と有用性を模索し実践する人材の育成を目指します。


2019年度ゲスト講師
元Art Asia Pacific誌副編集長。現在はART iTインターナショナル版副編集長を務めるほか、海外のアートマガジン『Artforum』や『frieze』にも寄稿。現代美術史に関する研究を行いながら、日本を中心とした現代美術イベント関連の記事を主に書いている。

大澤真幸(社会学)
一色事務所にて、荒木経惟、森村泰昌、笠原恵実子、やなぎみわ、藤井光のマネジメントおよび制作に携わる。2010年よりウェブマガジン「ART iT」の編集を兼任。『ヨコハマトリエンナーレ2014』ではキュレイトリアル・アソシエイツを務めた。これまで担当したプロジェクトとして『やなぎみわ:Windswept Women-The old Girls' Troupe』(ヴェネツィアビエンナーレ日本館, 2008年)、『Yasumasa Morimura: Theater of Self 』(ウォーホール美術館, ピッツバーグ, 2013年)『荒木経惟 往生写集』(豊田市美術館, 新潟市美術館, 資生堂ギャラリー他, 2014年)など。 芸術公社では、シアターコモンズのキュレーションおよび制作を担当。

東京大学大学院総合文化研究科准教授。ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程修了。PhD(美術史)。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表。共編著にFrom Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012)、『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版, 2011年―)、共訳書にイヴ=アラン・ボワ、ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム 無形なものの事典』(月曜社, 2011年)。

森美術館副館長兼チーフ・キュレーター。2003年より森美術館。2007〜09年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)国際キュレーター兼務。第9回光州ビエンナーレ(韓国、2012)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督(2018)。CIMAM(国際美術館会議)理事、京都造形芸術大学大学院教授。日本及びアジアの現代アートを中心に企画・執筆・講演等多数。

東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。日本発達神経科学学会理事。新生児仮死の後遺症で、脳性マヒに。以後車いす生活となる。大学在学中は、全国障害学生支援センタースタッフとして、障害者の高等教育支援にかかわる。東京大学医学部医学科卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現職。専門は小児科学、当事者研究。主な著書に『リハビリの夜』(医学書院、2009年)、『発達障害当事者研究』(共著、医学書院、2008年)、『つながりの作法』(共著、NHK出版、2010年)、『痛みの哲学』(編著、青土社、2013年)、『みんなの当事者研究』(編著、金剛出版、2017年)、『当事者研究と専門知』(編著、金剛出版、2018年)、『ソーシャル・マジョリティ研究』(共著、金子書房、2018年)、『当事者研究のやり方マニュアル』(丸善プラネット株式会社、2018年)、『小児科の先生が車椅子だったら』(ジャパンマシニスト社、2019年)など。

キュレーター、美術史家、美術批評家。1955年埼玉県生まれ。早稲田大学文学研究科芸術学専攻博士前期課程修了(美術史)。1984年より栃木県立美術館学芸員、2008年より16年まで同館学芸課長。専門は近現代美術史、ジェンダー論、博物館学。主な展覧会企画に、「死にいたる美術―メメントモリ」展(栃木県立美術館、町田市立国際版画美術館、1994)、「揺れる女/揺らぐイメージ」展(栃木県立美術館、1997)、「メディテーション 真昼の瞑想 90年代の日本の美術」(同前、1999)、「奔る女たち-女性画家の戦前・戦後1930-1950年代」展(同前、2001)、「前衛の女性 1950-1975」展(同前、2005)、「戦後70年:もうひとつの1940年代美術」展(同前、2015)など。共著に、『記憶の網目をたぐる―アートとジェンダーをめぐる対話』(香川檀との共著、2007、彩樹社)、『アジアの女性身体はいかに描かれたか』(北原恵編、2013、青弓社)など。エゴイメ・コレクティヴによる、「彼女たちは叫ぶ、ささやく―ヴァルネラブルな集合体が世界を変える」展(東京都美術館、2019年6月)をキュレーション。京都造形芸術大学、実践女子大学、明治学院大学ほか非常勤講師。

1980年千葉県出身。Royal College of Art キューレーティング・コンテンポラリー・アート科(CCA)修了。Middlesbrough Institute of Modern Art(mima) にてキュラトリアル・フェロー、大和日英基金(ロンドンオフィス)勤務後、ホワイト・レインボーギャラリー(ロンドン)の立ち上げに関わる。展示史の考察の中で、国際展など文化外交としての現代アートの存在、美術に関するパブリックとカウンターパブリックの繋がりによる充実と弊害、アーカイブの可能性と問題定義について研究を進めている。

酒井麻千子(法学/東京大学大学院情報学環准教授)
武蔵野美術大学教授。専門は憲法と芸術関連法。文化的衝突をめぐる憲法問題を研究対象としている。芸術文化から憲法を考える「映画で学ぶ憲法」や「歌でつなぐ憲法の話」などの講演活動も行っている。 主な著書に 『文化戦争と憲法理論』(法律文化社、2006年)、『映画で学ぶ憲法』(編著、法律文化社、2014年)、『表現者のための憲法入門』(武蔵野美術大学出版局、2015年)、『あたらしい表現活動と法』(編著、武蔵野美術大学出版局、2018年)、「表現の自由」の明日へ』(大月書店、2018年)など。

専門はフェミニズム、クィア理論、 とりわけ身体と性の表象に関わる文化政治。 近年取り組んでいるのは、クィア・テンポラリティー論と「歴史」 との政治的接続、分断や他者性の身ぶり/場としての「接触」 の考察、など。東京大学大学院総合文化研究科所属。

筑波大学人文社会系准教授。博士(文学)。専門は文化理論/メディア文化論。著書に『文化と暴力――揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『21世紀の哲学をひらく――現代思想の最前線への招待』(共著、ミネルヴァ書房)、『地域アート――美学/制度/日本』(共著、堀之内出版)、訳書にジュディス・バトラー『アセンブリ-行為遂行性・複数性・政治-』(佐藤嘉幸との共訳、青土社)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社)、アントニオ・ネグリ&マイケル・ハート『叛逆――マルチチュードの民主主義宣言』(水嶋一憲との共訳、NHKブックス)など。

1957年生まれ。名古屋大学理学部物理学科卒業。現代美術と哲学、科学、メディアを横断的に論じている。主な著書に『ナノ・ソート―現代美学…あるいは現代美術で考察するということ』(2008年)、『静穏の書: 白い街、リスボンへ』(2015年)など。実践として「批評家の海岸」プロジェクト(越後妻有アートトリエンナーレ、2009)、ポルトガルの現代美術展キュレーション「極小航海時代」(女子美アートミュージアム、2010年)、個展「サンクチュアリ、あるいはアジールのあとにくるもの」(空蓮房、2015年)などがある。ほかにも、アーティストの増本泰斗とのプロジェクト「Picnic」やオルタナティヴ・スクール 「nano school」(blanClass)、クリティカル・ジャーナル『+jouranal』の編集・発行などを継続して行っている。2017年にはリスボン大学芸術学部大学院博士過程で教鞭をとりながらドクメンタなどの国際展を巡り、その様子をARTiTにて連載。2019年、同連載を単行本として刊行予定。アートの実験的シンクタンク《基礎芸術》メンバー。

専門は災害社会学、災害情報論、社会心理学。自然災害、原子力災害などにおける災害時の心理、災害時の情報伝達などを社会心理学の視点から研究。避難、災害情報の伝達、災害時のメディア利用、風評被害、原子力防災、放射性物質汚染の心理、パニック、うわさ・流言、買いだめ行動、風化などについての研究。また、広報・PR論、マスコミ効果、環境問題とメディアなどについても研究を進めている。

1977年兵庫県生まれ。東京都現代美術館学芸員。2000年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにて修士号(美術史・美術理論)を取得後、スウェーデンのマルメ・アート・アカデミーにてクリティカル・スタディーズ(Post MA)を修了。2013年までインディペンデント・キュレーターとして展覧会、イベント、出版プロジェクトを企画。これまでの主な展覧会に、「Almost There」(共同企画、ヴァルガス美術館、マニラ、2017年)、「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(共同企画、東京都現代美術館、東京、2015年)、「他人の時間」(共同企画、東京都現代美術館、東京、2015年)、「Omnilogue: Journey to the West」(共同企画、ラリット・カラ・アカデミー、ニューデリー、2012年)、「Fog Dossier」(アートソンジェセンター、ソウル、2010年)、「The Demon of Comparisons」(共同企画、ステデリック・ミュージアム・ビューロー、アムステルダム、2009年)、「OK Video Festival」(共同企画、インドネシア国立美術館、ジャカルタ、2005年)など。現在、2020年3月に東京都現代美術館で行われるカディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展を準備中。

1998年アーティストマネージメント及びアートプラニングオフィスとしてYumiko Chiba Associatesを設立。高松次郎のエステート(The Estate of Jiro Takamatsu)及び自社ギャラリーの運営、アーティストのプロモーション・管理業務を手がける一方で、美術館での展覧会企画の他、アート・バーゼル香港、パリ・フォトなどの国際的なアートフェアへの出展、企業のアートワークやギャラリースペースの運営・展覧会企画といったコーディネート、プラニングを行う。

山口情報芸術センター [YCAM] 専門委員(研究員)。千葉大学大学院自然科学研究科多様性科学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。2008年から大阪大学大学院工学研究科特任研究員、2011年から大阪大学創造工学センター助教として、工学設計や適正技術の教育プログラムの実施や、資源循環やサステイナビリティに関する研究に従事。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年にはその拠点のひとつとしてファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。2014年からYCAMのコラボレーターとなり、2016年から研究員としてYCAMバイオ・リサーチを担当。共著に『FABに何が可能か「つくりながら生きる」21世紀の野生の思考』(フィルムアート社)、監訳に『バイオビルダー 合成生物学をはじめよう』(オライリー・ジャパン)など。

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。あいちトリエンナーレ2019芸術監督。早稲田大学文学学術院教授。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。主な著書に『Twitter社会論』(洋泉社新書、2009年)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書、2012年)、『動員の革命』(中公新書ラクレ、2012年)、『情報の呼吸法』(朝日出版社、2016年)、『情報戦争を生き抜く』(朝日新書、2018年)など。

日本映画大学准教授。1968年東京生まれ。大学まで16年間、朝鮮学校に通う。卒業後、朝鮮新報記者を経て立教大学大学院、東京大学大学院で学び、現職。専攻は社会学。専門はナショナリズムとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティと文化、差別の問題など。おもなフィールドは在日外国人問題とその周辺。主な著書に『チマ・チョゴリ制服の民族誌(エスノグラフィー)――その誕生と朝鮮学校の女性たち』(双風舎、2006年、現在は電子版発売中)、『社会の芸術/芸術という社会』(共著、フィルムアート社、2016年)、『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』(共著、勁草書房、2017年)、『平成史【完全版】』(共著、河出書房新社、2019年)など。

1991年 東京大学法学部卒。米国コロンビア大学法学修士。現在、骨董通り法律事務所代表パートナー。「著作権の世紀」「誰が『知』を独占するのか」(集英社新書)、「『ネットの自由』vs.著作権」(光文社新書)、「18歳の著作権入門」(ちくまプリマ―新書)、「AIがつなげる社会」(弘文堂)ほか。国会図書館審議会会長代理、内閣知財本部など委員を務める。 http://www.kottolaw.com Twitter: @fukuikensaku

1983年生まれ。美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、共著に『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス、2013年)、訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(共訳、人文書院、2016年)など。

東京理科大学講師。大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員などを経て、現職。専門は哲学、倫理学。近年はおもに差別論を研究。主な著書に『老いを治める――老いをめぐる政策と歴史』(共編、生活書院、2011年)、『差異と平等――障害とケア/有償と無償』(共著、青土社、2012年)など。主な翻訳に『差別はいつ悪質になるのか』(デボラ・ヘルマン著、共訳、法政大学出版局、2018年)。

大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了(人間科学)。著書に『欲望のコード――マンガにみるセクシュアリティの男女差』(2009, 臨川書店)、「誰をいかなる理由で排除しようとしているのか?――SNSにおけるトランス女性差別現象から」(2019, 『福音と世界』6月号, 新教出版社)、「『彼らが本気で編むときは、』におけるトランス女性の身体表象と〈母性〉」(2019大阪市立大学人権問題研究センター『人権問題研究』(16))、「メディアの女性表現とネット炎上――討論の場としてのSNSに着目して」(2019ジェンダー法学会『ジェンダーと法』(16)予定)、「〈かわいい〉の威力、〈あこがれ〉の伝播 : 『ストップ!!ひばりくん!』の頃と現在」(2016『ユリイカ(総特集 江口寿史)』48, 青土社)。関西大学、甲南女子大学ほか非常勤講師。

神田外語大学、立教大学非常勤講師。 イギリスのシェフィールド大学School of East Asian Studiesにて、英語初の本格的アイヌ近現代史書の著者に教わる。同大学を卒業後、一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻修士・博士両課程を修了。一橋大学社会学研究科特任講師、日本学術振興会外国人特別研究員、神田外語大学日本研究所専任講師を経て、現職。専門はアイヌの近現代思想史。主な著書に『移動という経験――日本における「移民」研究の課題』(共著、有信堂高文社、2013年)、『アイヌ民族否定論に抗する』(共編著、河出書房新社、2015年)。

1975年生まれ。文化人類学者。京都大学総合人間学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。岡山大学大学院社会文化科学研究科/岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)。

弁護士(シティライツ法律事務所)。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。東京大学大学院人文社会系研究科・慶應義塾大学SFC非常勤講師、同SFC研究所上席所員(リーガルデザイン・ラボ)。グッドデザイン賞審査員。IT、クリエイティブ、まちづくり分野のスタートアップや大企業の新規事業、経営企画等に対するハンズオンのリーガルサービスや先端・戦略法務に従事。行政や自治体の委員、アドバイザー等も務めている。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』、共著に『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』など。Twitter: @TasukuMizuno

1985年生まれ。日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長。国内外で移民・難民問題を中心に様々な社会問題を取材し、「現代ビジネス」や「Newsweek」などの雑誌やウェブ媒体に寄稿。著書に『ふたつの日本「移民国家」の建前と現実』(講談社現代新書)。代表を務める株式会社コモンセンスでは非営利団体等への支援にも携わっている。

早稲田大学文学学術院准教授。1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教を経て、現職。専門は、社会学、セクシュアリティ研究、クィア・スタディーズ。主な著書に『「ゲイコミュニテイ」の社会学』(勁草書房、2012年)、『LGBTを読みとく――クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書、2017年)など。

帝京大学学修・研究支援センター准教授。博士(学際情報学)。学び 続ける人とそれを包み込む社会に関心を持ち、ワークショップ・ カフェイベント・プロジェクト型学習の研究を中心に、生涯学習に 関する研究と実践を続けている。2008年度日本教育工学会研究 奨励賞受賞、2010年度日本教育工学会論文賞受賞。主な著作に 『ワークショップデザインにおける熟達と実践者の育成』(単著、 ひつじ書房)、『ラーニングフルエイジング:超高齢社会における 学びの可能性』(共著、ミネルヴァ書房)、『ワークショップデザ イン論—創ることで学ぶ—』(共著、慶應義塾大学出版会)などが ある。個人HP:http://harinezuminomor i.net/

公認会計士、税理士。公認会計士山内真理事務所代表。1980年千葉県生まれ。一橋大学経済学部卒。有限責任監査法人トーマツにて法定監査やIPO支援等に従事した後、2011年にアートやカルチャーを専門領域とする会計事務所を設立し、現在に至る。豊かな文化の醸成と経済活動は裏表一体、不可分なものと考え、会計・税務・財務等の専門性を生かした経営支援を通じ、文化・芸術や創造的活動を下支えするとともに、文化経営の担い手と並走するペースメーカー兼アクセラレータとなることを目指す。また、これら担い手との協働を通じ彼らの提案力を会計面からサポートし、産業とクリエイティブの融合の触媒になりたいと考えている。知財領域の法律専門家等を中心に法律的側面から文化・芸術支援の非営利活動を展開するArts and Lawの代表理事(共同代表)でもある。平成30年4月に特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会の理事に就任。平成30年12月に東京芸術祭の監事に就任。共著に『クリエイターの渡世術』、企画協力、監修に『漫画家と税金』、一部監修に『イラストレーターの仕事がわかる本』。

立命館大学法学部准教授。専門は現代政治理論、民主主義論。博士(学術)。主な著作に『不審者のデモクラシー——ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016)、『ポスト代表制の政治学』(共編著、ナカニシヤ出版、2015)、『つながりの現代思想』(共編著、明石書店、2018)、『政治において正しいとはどういうことか』(共編著、勁草書房、2019)ほか。訳書に、エルネスト・ラクラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局、2014)、ヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト』(共訳、岩波書店、2017)、シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、明石書店、2019)ほか。

共立女子大学文芸学部教授、NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト[recip]理事、NPO法人アートNPOリンク理事。大阪大学大学院修了、博士(人間科学)。専門は芸術社会学。労働、政策、運動、地域の視座から現代芸術を研究。近著に「アートマネジメントと、非物質的労働の価値」『芸術と労働』(水声社、2018)、「アートNPOの展開と実態 ー新たな公共の担い手として」『文化政策の現在 第二巻』(東京大学出版会、2018)「芸術生産の現場から考える ―労働・キャリア・マネジメント」(藤井光との対談)『社会の芸術/芸術という社会』(フィルムアート社、2016)。単著『芸術は社会を変えるか? —文化生産の社会学からの接近』(青弓社、2011)、調査報告書『続々・若い芸術家たちの労働』(2014)など。またアートNPOリンクでは『アートNPOデータバンク2018-19  実践編 アートの現場からうまれた評価』(2019、文化庁)、『Tokyo Art Research Lab 2010-2017 実績調査と報告』(2019、東京都)などを共同制作。

ほか




AMSEA
Art Management of Socially Engaged Art|The University of Tokyo
東京大学|社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業

主催|東京大学
平成31年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
共催|社会の芸術フォーラム

代表|
北田暁大(社会学/東京大学大学院教授)

副代表|
神野真吾(芸術学/千葉大学准教授)
水越伸(ソシオ・メディア論/東京大学大学院教授)

事務局|
粟生田弓(メディア論/東京大学特任助教)
明戸隆浩(多文化社会論、社会学/東京大学特任助教)
井上文雄(現代美術/CAMP、東京大学特任助教)
竹田恵子(文化研究、社会学/東京大学特任准教授)
バーバラ・ダーリン(アーティスト、東京大学特任講師)