AMSEA2018|日別聴講|C1|制作・批評における言葉(全6回=12コマ)-1,2|講師-酒井泰斗(行動科学史/会社員、ルーマン・フォーラム 管理人)

C1|制作・批評における言葉(全6回=12コマ)-1,2
日時 - 2018年7月26日(木)19:00〜21:00


講師 - 酒井泰斗(行動科学史/会社員、ルーマン・フォーラム 管理人)
論文に「行動科学とその余波」(小山虎編『信頼研究の学際化(仮)』勁草書房近刊, 2018年, 高史明との共著)、「〈法と科学〉の比較行政法政策論」(『科学・技術・社会』26号, 2017年, 吉良貴之・定松淳・寺田麻佑・佐野亘との共著)、「社会システムの経験的記述とはいかなることか─意味秩序としての相互行為を例に」(『ソシオロゴス』31号, 2007年, 小宮友根との共著)、共著に『ワードマップ エスノメソドロジー』(新曜社, 2007年)、編著に『概念分析の社会学2』(ナカニシヤ出版, 2016年)など。
http://socio-logic.jp/

概要 - 曰く言い難いもの。──これは芸術を特徴づけるために古くから用いられてきたフレーズの一つです。にもかかわらず私たちは、芸術に関わる活動のただなかで、またその周囲で、書くこと・話すことを求められたり、みずから進んで書いたり話したりします。そして少なくとも、芸術について書かれたものに触れることなく芸術に関わることは難しいでしょう。これはいったいどういうことなのでしょうか。
この講義では、この素朴な問いから出発して、制作・批評・鑑賞などにおける言葉の働きについて考えます。毎回一冊ずつ、美学芸術学・美術史・芸術教育など複数の分野から定評ある書籍を選んでその内容を確認するとともに、受講者の皆さんの言葉に関わる過去の経験を教えていただきながら、また批評家やアーティストやキュレーターのテクストも適宜取りあげつつ、様々な「人はいつ・誰のため・何のために書くのか」を分節化してみましょう。その中で、あわせて、近年アートの分野でもしばしば使われるようになってきた「社会」や「関係性」といった言葉の内実についても検討できるはずです。
以上の作業によって、受講生の皆さんの「芸術のなかで/芸術について-書くこと」に対する省察の手助けをすることが講師の目標です。

-聴講-
定員|なし
受講料| 無料
資格|18歳以上
場所| 東京大学本郷キャンパス内
聴講申し込み期間|2018年7月18日(水)- 7月25日(水)
※お申し込みいただくと、開催会場をメールにてお送りします。メールが届かない場合は、再度お申し込みください。
対象|アートマネジメント職を希望する学生、社会人、アーティスト、キュレーター、コーディネーター、学芸員、芸術研究者、フリーランスのアートマネージャー、芸術祭やアートイベントに関わる行政・企業の担当者、アートスペースやアーティスト・イン・レジデンスの企画・運営に興味のある方、アートに関わる広報・PR担当者 など。

申し込み方法|下記聴講申し込みフォームから必要事項を記入の上、送信ください。
※お申し込みいただいた方は必ず講義にお越しください。やむおえず欠席なさる場合はメールにてご一報いただきますよう、お願い申しあげます。
amseaut@gmail.com

聴講申し込みフォーム|https://goo.gl/forms/aOwvtNWJmdEHqaeG3