AMSEA2018|日別聴講|B1-3,4|アートのための社会科学「リュミエール映画とアウラの凋落」|講師-長谷正人(映像文化論/早稲田大学文学学術院教授)

B1-3,4|アートのための社会科学「リュミエール映画とアウラの凋落」
日時 - 2018年7月4日(水)19:00〜21:00

概要 - 1895年にリュミエール兄弟は映画を世界で初めて公開上映した。このとき彼らは、シネマトグラフを顕微鏡のように不可視の世界を可視化してくれる科学的装置として考えていた。しかし上映会で観客たちは予想外の熱狂を示した。撮影器具として発明された科学装置は、娯楽的な鑑賞装置として受け入れられた。このときから映画は、受容者が主役になる文化となった。本講義では、この事件の意味をベンヤミンの「アウラの凋落」という概念を通して、芸術における近代的変容の問題にまで広げて考えたい。

講師 - 長谷正人(映像文化論/早稲田大学文学学術院教授)
1959年千葉県生まれ。千葉大学専任講師、助教授などを経て現在は早稲田大学文学学術院(文化構想学部)教授。映画、写真、テレビをめぐる映像文化論と文化社会学を主とした専門とする。主著に『ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化』(東京大学出版会, 2017年)、『映像という神秘と快楽』(以文社, 2000年)、『悪循環の現象学』(ハーベスト社, 1991年)、『映画というテクノロジー経験』(青弓社, 2010年)等がある。

-聴講-
定員|10名/1日・先着順
受講料| 無料
資格|18歳以上
場所| 東京大学本郷キャンパス内
※お申し込みいただくと、開催会場をメールにてお送りします。メールが届かない場合は、再度お申し込みください。
対象|アートマネジメント職を希望する学生、社会人、アーティスト、キュレーター、コーディネーター、学芸員、芸術研究者、フリーランスのアートマネージャー、芸術祭やアートイベントに関わる行政・企業の担当者、アートスペースやアーティスト・イン・レジデンスの企画・運営に興味のある方、アートに関わる広報・PR担当者 など。

申し込み方法|下記聴講申し込みフォームから必要事項を記入の上、送信ください。
※お申し込みいただいた方は必ず講義にお越しください。やむおえず欠席なさる場合はメールにてご一報いただきますよう、お願い申しあげます。
amseaut@gmail.com

聴講申し込みフォーム|
https://goo.gl/forms/tIbifYkoLPWPC7Wr2