AMSEA上映会|living together #1

本上映会は、AMSEA受講生以外の方も鑑賞いただけます。
40㎡のフリースペース – ライプツィヒ「日本の家」2015-2017

 ライプツィヒにあるフリースペース「日本の家」では、コンサート、展覧会、講演会、ワークショップなどが行われています。「ごはんのかい」は毎週行われ、様々な人種、民族、社会的立場をもった人々が一緒に料理をつくって一緒に食べて賑わっています。勿論そこには運営上の苦労もあり、都市が抱える問題も背負いながらもローカルなプラットフォームを形成しています。
 ドイツ、アメリカ、キューバなどの都市農園や、ヨーロッパ圏に見られる市民の学校をはじめとして、子供食堂やフリースペースなど、ぞれぞれの社会的背景を持ちながら現在世界各国で広がりを見せているオルタナティブな運動は、民間主導による地域に即したコミュニティーの形成と、グローバル化に伴う文化交流のあり方、経済格差や少子高齢化などの社会問題に対して、現代の公共性を模索しているように見えます。アジア圏におけるアートコレクティブや、日本の被災者や生活困窮者支援などでも、その重要性を考えることができるのではないでしょうか。
BARBARA DARLINg


本上映会は、AMSEA受講生以外の方も鑑賞いただけます。
日時|2018年2月24日(土)
14:00~開場
14:30~作品解説(大谷 悠)
15:00~16:00 上映
16:00~17:30 ゲストトーク

大谷 悠(NPOライプツィヒ「日本の家」共同代表、東京大学新領域創成科学研究科博士課程所属)

田中元子(建築コミュニケーター/ライター、喫茶ランドリーを企画運営)

森純平(PARADISEAIRディレクター、東京芸術大学美術学部建築科助教)

吉岡春菜

中村 稔 



会場|東京大学本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館3階・石橋信夫記念ホール
(〒113-0033 東京都文京区本郷7−3−1) アクセス|都営大江戸線本郷三丁目駅徒歩7分、東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅徒歩8分、東京メトロ千代田線湯島駅徒歩20分、東京メトロ南北線東大前駅徒歩10分 https://sites.google.com/site/utacsorg2015/access

入場無料
定員|125人

上映作品|
《40㎡のフリースペース – ライプツィヒ「日本の家」2015-2017》
(日本/2017年/ドイツ語・日本語/日本語字幕)



Trailer・予告編(日本語字幕)| https://youtu.be/7beUt92vDV0


作品概要|
 旧東ドイツの地方都市ライプツィヒ。かつて凄まじい衰退を経験し、いまだに空き家が目立つメインストリートの一角に、国籍、宗教、年齢、職業などに関係なく様々な人々が集まる、たった40㎡のちいさな場所があります。日本人のグループが立ち上げたことから「日本の家」と名付けられたこの場所は、2011年にスタートして以来、今では人々が共に語らい、共に活動し、共に生きるための、まさに「家」のようなところになりました。本作品は、「日本の家」の活動の様子とインタビューを通じて、都市に住む私達が自らの手で作り出す交流と協働のための空間=「フリースペース」の一例を映し出していきます。

撮影:Minoru, Miya, Hiro und Yu
字幕:Lio, Natsu, Lili und Doro (ドイツ語) / Haruna und Yu (日本語)
音楽:(Küche für Alle) : SoRA “Wake up (FORT remix)”
編集:Yu
(c) Das Japanische Haus e.V.



ゲストプロフィール

大谷 悠
 ドイツ・ライプツィヒ在住。NPOライプツィヒ「日本の家」共同代表。東京大学新領域創成科学研究科博士課程所属。1984年生まれ。2010年千葉大学工学研究科建築・都市科学専攻修士課程修了。同年渡独。2011年ライプツィヒの空き家にて仲間とともに「日本の家」を立ち上げる。ポスト成長の時代に人々が都市で楽しく豊かに暮らす方法を、ドイツと日本で研究・実践している。

田中元子
 1975年茨城県生まれ。独学で建築を学ぶ。2004年〜mosaki共同設立。2016年〜株式会社グランドレベル代表取締役社長。企画、執筆のほか、けんちく体操、アーバンキャンプ、パーソナル屋台など、都市や建築への関心と能動性を喚起させるため、さまざまな活動を展開している。近著に「マイパブリックとグランドレベル -今日から始めるまちづくり-」(晶文社)。喫茶ランドリーを企画運営。

森純平
 1985年マレーシア生まれ。東京藝術大学建築科大学院修了。在学時より建築から時間を考え続け、舞台美術、展示、まちづくり等、状況を生み出す現場に身を置きつづける。2013年より千葉県松戸を拠点にアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」を設立。今まで100組以上のアーティストが街に滞在している。主な活動に遠野オフキャンパス (2015-)、ラーニングをテーマとした「八戸市新美術館設計案(共同設計=西澤徹夫、浅子佳英)」(2017-)、東京藝術大学美術学部建築科助教(2017-)。


吉岡春菜
 1990年東京・立川生まれ。東京外国語大学トルコ語専攻卒業。会社員生活が合わず、2015年に尾道移住し、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトが運営するカフェ及び宿に勤務。偶然知った「日本の家」とライプチヒの街に興味がわき、2016年にワーキングホリデービザをとり渡独。「日本の家」の運営メンバーとして1年程ライプチヒで生活したのち、2017年末に帰国。最近は尾道で居候生活を送りつつ中東料理の仕出しをしたり、たまに他県で企業内トルコ語通訳。2018年5月から再びしばらくライプチヒ滞在予定。

中村 稔





「日本の家」とは、
ライプツィヒ「日本の家」は、空き家を「日本」というテーマを用いて人々が集いアイディアや物が生み出されるクリエイティブな「家」として再生することを目標としたプロジェクトです。2011年夏にドイツの地方都市ライプツィヒの衰退地域の一角にある空き家をセルフリノベーションすることで立ち上げられました。
 「日本の家」では、日本食の会、コンサート、地域の芸術祭、日本文化ワークショップ、子どもと家族向けのイベント、学術的シンポジウムなど多岐多分野に渡る活動を行っています。その活動は近隣住民、市民団体、行政、芸術家といったライプツィヒの地元の人々と、日本を始めとしたドイツ国外の方々と協働することで実現しています。地域に根ざすこと、分野横断的であること、そして国際的であることが「日本の家」の活動の特徴です。
 2012年からは、「都市の『間』」をテーマに、日独共通の課題である「市民によるボトムアップ型のまちづくりと空き地・空き家の活用」について学び合い、調査と提案を目標としたワークショップを行なっています。
これらの活動を通じて、人々が実際に草の根的なまちづりに参加するためのローカルなプラットフォームと、現代の都市の課題について思考・調査・議論・実践するためのグローバルなプラットフォームの実現を目指しています。
お近くにお越しの際はぜひお気軽にお立ち寄りください!

「日本の家」プロジェクトチーム


参考書籍:「CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編」
馬場正尊・中江研・加藤優一 編著/中橋恵・菊地マリエ・大谷悠・ミンクス典子・阿部大輔・漆原弘・山道拓人 著
四六判・256頁・定価 本体2200円+税 ISBN978-4-7615-2666-5  学芸出版社 (2017/12/6)

主催|AMSEA(東京大学情報学環:社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業) https://amseaut.blogspot.jp
平成29年度 文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」
問い合わせ|AMSEA事務局(東京大学大学院情報学環北田研究室住所:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1)
メール:amseaut@gmail.com

主催|東京大学
平成30年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
共催|社会の芸術フォーラム